【Review】Pretend Koukou Oct “暴力” 11/21(Sat)
詩の言語は、理性の暴力によってリズムから引き離され散文のように論理を伝えることが内実となる性質に変えられてしまう。論理は魔術的な(人間認識範囲の)世界のイメージ内でのものでしかない。魔術(=人間わざ)の中でも自動性を有する詩の言語は、その暴力により自動性を失い、魔術に従...
【Review】池田慎 と ノイズ 11/14
▼角矢胡桃 ナニワ生まれのシンセメーカーREONのシンセサイザーとエフェクターによるImprovisationを生でしか体験不可能な刹那的な作品と位置づける彼女。即興の録音はしないという一貫性のある思考を伴った活動を行ってきているという。...
【Review】池田慎 個展 ”浣腸とノイズ - Enema to Noise -”
11/9より11/21までKittyにて開催中の池田慎 個展、すでに少なからぬ人にお付き合いいただいています。 池田慎の作品は、いまを生きている中で湧き起こる自意識を調和させる作業のようです。自意識は人間誰しもが持つもので、ここにおいて彼の創作を現代美術へ参加させる過程は、...
写真とノイズ ”死神にはいつもある種の悟りがある”
NICANORは、ガルシア・マルケスの小説「族長の秋」の死神が、生涯を通し権力に囚われてきた物語の中では名前の明かされない独裁者に対して呼びかけた名前。死神によると、人は皆NICANORという同じ名前で呼ばれる。死神にはいつもある種の悟りがある。...
【Review】FMB & BLOWBOHEMIA Live
詩と音楽と舞踊は、その起源において、ひとつの全体であった。 詩はことばとしては消えてしまい、音に融け込んでしまった。 ことばと音をふたたび融合させようとする音楽家へ。 ことばによる表現を求める音体験者たちへ。とも言い換えられるだろう。...
【Review】Pretend Koukou Oct “Class” 10/30(fri)
階級、その個の超越として お付き合いいただいた方々、ありがとうございました。 まず、皆さんにお教えいただいた個人的に勉強になったお話がありましたことを書記的に記録しておきます。 「百姓は百の職業、そしてそれに由来する姓を持つ人たちのことであり、農業だけではなく、様々なものを...
吉川かおりとノイズ 【Review】
お越しいただいた方、 お気遣いいただいた方、 いつもいつもありがとうございます。 パフォーマンス三本立て、見ていただいた方々どれも体力を要する内容と演者ともども心得ておる故に改めまして、ほんとうにお疲れ様と申し上げたい気持ちになっております。まったくの手前味噌ですが、”○○...
“Ecstasy Is Solitude” Kaori Yoshikawa Exhibition@Gallery IND.【Review】
10/3からはじまった吉川かおり約4年ぶりの個展に行ってきた。 もちろん、Bar Kittyでも同時開催中で、双方とも来場者は決して多くはないが本人の求める仕事は、何なのかを何度も何度も反芻してきた今であるから感じ考えられることも多く、もちろんこれからもそういった作業は続く...
【Review】Pretend Koukou Sep “翻訳” 9/27(Sun)
「翻訳」でした。 本当に個人的なReviewをここにまた綴ってしまおうと思います。 きわめて私利的なためお見苦しいところが多いと思いますが、ご容赦くださいませ。 高次の翻訳!? 物事が、これまでの自分の理解と異なるものとして捉えられるようになるとき、いつも何らかの鍵となるコ...
【Review】生島大輔 と ノイズ 8/29(土)
ある日、インドネシアのガムランを聴こうとYOU TUBE検索をしたときにSHOW MOREを押して、たまたま目にした文章を引用します。 数ヶ月前、品川図書館からおよそ30枚ほど、世界の民族音楽のCDを借りて、PCに保存しておいた。それを「東南アジア」とか「中東」とか「アフ...