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IMAZE CLUB ~化粧鏡、自分を観させる女性性


キスヒサタカの用意するのはぼくたちの等身大の現実で(彼が意識的に向き合っている現実)、リビドーの引き起こす想像の世界が現実になる現実逃避を提供するサービス性風俗、所謂イメクラをその名に借りながらも内実としてあぶりだされるものはけっして生易しくはない彼の女性性、性とはちがう母性性や愛らしい愛。ひとつの現実であったとしてもそれはひとりひとり違う。本人が志向しているかどうかはわからない、うつろうエンターテインメントではない作品の性は人に楽しんでもらうというよりむしろ自己を観せる化粧鏡だ。

ひとりになり、想像することを来場者に求めているが、彼らの経験は想像しようとする彼ら自身を観る経験で、それは体験者の三面鏡を志向している。

それとは異なる作家の意欲的なことばのこれまでにない関係(体系ではない音響としての機能を呼び起こす関係)を提示する作品は、あたかもこうあることを望んでいるかのような何かの中間点となり体系を乗り越える根源的手段を示唆しているように思う。

Snooo (T U O P)Nooo Kitty projects


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