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【Review】Pretend Koukou Oct “Class” 10/30(fri)


階級、その個の超越として

お付き合いいただいた方々、ありがとうございました。

まず、皆さんにお教えいただいた個人的に勉強になったお話がありましたことを書記的に記録しておきます。

「百姓は百の職業、そしてそれに由来する姓を持つ人たちのことであり、農業だけではなく、様々なものを作って暮らしていて、農業においても、山の裏に農地を隠し持ち年貢を逃れる自治的な生活を営んでいて、中には強い力を備えた富豪もいた。」

「われわれの国民教育における定説の士農工商穢多非人という江戸時代の身分制度は、実は客体化され、合理的に説明され過ぎて実態に即しておらず、一説には戦勝国の欧米がユートピアで解放者であり正義の国という印象を植え付けるために強調されたとも言われており、実は身分意識はあまりない時代だったという。」

「イギリス現代美術家のグレイソン・ペリーが、イギリス社会階級とそのクラスごとによる美的感覚の違いを探求し、階級の違いによる人々の文化、その趣味趣向の違い、あるいは階級の位置づけに視点を置き、そこに見る社会流動の現状を俯瞰的に眺め、その体験から湧き出た感情を、彼は最終的にタペストリーと言う形で作品に表現する制作過程のドキュメンタリー映像について。さらにイギリスの上流階級のお城を維持する様々な住宅事情のトピックについて」

スヌー個人としては、

ある方から、ヒエラルキーは実は、ひし形というおもしろい話を聞いたお話。

今回の課題の元となった事件であるシリアル・キラーカフェへのアナーキストの襲撃についての話から、支配者のいないという意味でのアナーキズムや芸術と名のつく存在の内存されたものに結ぶ行為、ギリシア悲劇と客体化としての運命それに対する英雄性、その超越性について。

詩について。その不変性(普遍性)故の、その個を超越することによる革命的な機能について。

さらに、Cafe Lavanderiaの佐藤由美子さんの詩集 「News From Nowhere」の紹介などもいたしました。

次回は、展示中の池田慎さんをゲストに「暴力」という課題に取り組みたいと思います。

ゲストの作品を使用したパフォーマンスも見られるかもしれませんので、ご期待ください。

Pretend Koukou Oct 10/30(fri) 19:00~∞ 紅茶・コーヒー&軽食付き ¥1,500 毎月課題を設け、われわれとわれわれの集まりに興味を持ってきた方々ひとりひとりが、くじ引きで恣意的に与えられた順番を元に課題について話します。場合によっては話が深まり時を忘れて朝までというようなこともあったりしますが、それはときによります。 =10月の課題= 10月の課題は”Class"、あえて日本語に訳すと「階級」です。 われわれの興味をそそったのは、下記のアナーキスト関連の記事ですが、課題の”Class”についてお好きなものを思考していただきゆっくり話ができれば幸いです。そういえば、ボクシングも階級ですね。 *English http://www.thedailybeast.com/articles/2015/09/28/london-s-new-war-hipsters-v-anarchists-with-breakfast-cereal-as-a-weapon.html *日本語 http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150929-00049992/ 是非お気軽にご参加ください。


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