【Review】岡本和喜 個展
- Snoo
- 2016年8月4日
- 読了時間: 2分

岡本和喜は、「水垣岡本」「ズガ・コーサクとクリエイト」などのユニットで活躍する芸術家、アーティスト。ひさびさの個展ということでした。
まず印象に残ったのは、作品の値段。2,000円と1万円。タップコンセントの材料費で1万円だそうです。なにかの素朴さ。
作品は、日常のなにげない、さりげないものをその素材としている。個々の交換不可能な客観的に明晰な内容はある場合もない場合もある。その軽やかさも作品に味や魅力を加味している。もちろん、いわゆる ”セオリー” でいうところのコンテクスト読解に関わることによる魅力というものも当然作品の一部ではあるが、そのような空っぽな軽やかさや、さりげなさ、録音をしない即興音楽家のような速度も同じように強度となるように感じ、それを考えたりする。それも当然コンテクストの支配という意地悪な見方も当然論を待たない。
アンコンシャスな支配である現代美術の病理の世界に取り込まれないための処方箋的な存在。空っぽということではなく、小難しいよりも、もっともっと複雑で深刻なんだという処方。
やはり、ドグマより無垢の狂気を、われわれはなんでもないPlayerで、だれかが必要悪なPlayer Haterである。
今後の活躍も楽しみというより、見てるほうが楽しくいることができるように思う。
すばらしい展示でした。
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