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【Kittyで新刊で仕入れた本紹介!!①】アゲインスト・リテラシー ─グラフィティ文化論 Against Literacy: On Graffiti Culture

  • Cien Anos de Snoo
  • 2016年3月1日
  • 読了時間: 2分

【Kittyで新刊で仕入れた本紹介!!①】

大山エンリコイサム氏、素晴らしい。

1983年生のほぼ同世代のグラフィティインサイダーというアウトサイド(違法性という意味で外枠)を出自としない故に、グラフィティへの愛憎を肯定的に自身の可能性に転化し突き抜け、自由を得た希有なアーティストによる論考。

所謂ハイアートとストリート双方の互いを意識した関係性における役割に無意識に同化すること(ひとつのリテラシーの用意するポジションに自己を容易に同化させてしまうこと)で不自由化されてしまう閉塞。

われわれはこの閉塞感をよく知っている。それが人間の本質であるにもかかわらず、個の欲望や感情そのものを肯定できずに、自身の固有性である人格を関係性の要請する感情の傾向に譲り渡してしまうときの閉塞。それは、日常に潜む即興性の高い罠と同様である。罠は用意されたそれをかわしても、自分自身が自分自身のために新たな罠を用意してしまうという即興性の点では、現実の風景においても創作の風景においても変わらない。

二重のリテラシーを注意深く世代的にネイティブに渡り歩き、ときに多様な方法によって場をつくり出し自由に遊ぶように、ときに現実のゲームに勝敗を巧妙に無化しながら参加するように、現代の迷い子の生き方の地平はそれぞれにここから出発しなければならない。しかし、スタート地点に立つまでにいかに加速しつつ、いかに苦闘しそれを転化するかに人生の一回性のポエジーが内包されているように思う。

印象的な日本の引用は、篠原雅武、木村凌二、東浩紀。

海外の引用はフリード、ソンタグ、ベンサム、フーコー、ボードリヤール、アレントとハーバーマス、クラウスとバルト、レヴィストロースで閉めて、パズでエピローグ。

と個人的に好みでもありました。内容にもあるのですが、複雑な文章を吸気的に読める人でないとこういった文章は書くことはできません。

Kittyにあるので貸さないけど読めます。(めっちゃハイライトしていますが笑)

自分もがんばろー。


 
 
 

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